安全な農産物作りに真摯にチャレンジするのがおぐらやま農場の生命線です
病気に負けない活力のある果樹を育てるために健康な土作りをもっとも大切にしています。
おぐらやま農場が取り組む「炭素循環農法」は窒素肥料を施肥するこれまでの常識を一旦棚上げして、炭素比率の多い「木材バーク・籾殻・わら・キノコ廃菌床など」の炭素資材を畑に積み上げて森林土壌を畑に再現していく農法です。
通常10アールあたりの微生物重量が約500キロあれば肥沃な土地と言われるようですが、この農法に転換して数年後には10倍~15倍の微生物が常時棲息するようになり、積み上げていく炭素資材を餌としてどんどん消費していきます。
炭素の量に比例して微生物が飛躍的に増えていくと微生物由来養分が豊富になり、作物の質・量共に素晴らしいものを収穫できるようになるのです。
化学肥料や畜糞由来の高窒素肥料が直接植物の根から吸われて大きくなった農産物との違いは歴然としたものになります。完全に転換できるまで、果樹栽培では5年ほどかかると言われていますのであせらず少しずつの転換となりますが、年毎に美味しくなっていく果実をお楽しみください。
農薬使用は慣行栽培の30%以下を基準とし、化成肥料・除草剤は一切使用いたしません。
また転換中の補助技術として手作りのミネラル肥料・微生物液肥を活用します。
化成肥料でつくる果実は大玉になり収量も確保できますが、土中の微生物たちの繁殖を抑え地力低下の原因となり長い目で見ると病気にかかりやすい体質の果樹を育ててしまいます。また味に苦味や渋みを残すことがあり、さわやかな甘さと香りこそが桃の本味だとすれば、収穫量が減ってしまっても化成肥料は使わず、木に残す玉数を減らして、一つ一つの実に美味しさの篭ったものを目指します。
また除草剤で草を枯らし果樹園の草を敵扱いしなくとも、草には生命力豊かな土作りの一役を果たしてもらっています。
そして、おぐらやま農場が位置する長野県安曇野。雄大な北アルプス山麓に広がる緩やかな傾斜地。清き水と豊かな土壌。日本有数の日照時間・晴天日の多さと、標高700mほどの高原性気候は一日の寒暖差が大きく、植物の光合成作用が最大となる条件がそろっています。「果物作りの最適地」だからこその美味しさを感じてください。
私たちの農産物はほぼ100パーセントが産地直送の直接販売です
大量生産・大量流通・大量消費の時代の流れを逆行しているかも知れませんが、本当にいいものを、それを理解してくださる方に食べていただければ幸いです。
この価格でがんばりますから、多くの方にお届けできることを希っています。
またりんごの見た目よりもりんごの生命力、おいしさを第一に考えた栽培のためりんごの葉っぱも摘みません。そのためりんごに葉っぱのあとが残る場合もあります。袋をかけない無袋りんごですので、お日様の恵みもたっぷり受けています。