「ふじ」とは?──世界でいちばん作られているりんご
ふじは「国光」と「デリシャス」の交配から、農林省園芸試験場東北支場(青森県藤崎町)で育成され、1962年に命名登録されました。いまでは日本の生産量の半分近くを占め、世界でもっとも多く栽培されているりんごです。
- 甘みが豊富で果汁が多い。バランスのよい酸味が重なります。
- 果肉はかたく、シャキシャキ・シャリシャリの歯ごたえ。
- 完熟すると蜜が入りやすい品種です。
- りんごのなかでも貯蔵性が高く、冬のあいだ長く楽しめます。
「サンふじ」──袋をかけないふじ
ふじには、袋をかけて育てる方法と、かけずに育てる方法があります。おぐらやま農場は袋をかけない無袋栽培。最後まで太陽の光を浴びるので、袋をかけたものより甘みがのり、味が濃くなります。そのぶん果皮に日焼けやサビが出ることもありますが、味には影響ありません。
木の上で完熟させています
早く穫れば日もちはしますが、味はのりません。おぐらやま農場ではしっかりと木についたまま熟したものを収穫するので、販売開始は11月10日ごろからになります。晩秋までじっくり熟したふじの味を、ぜひ味わってみてください。
おぐらやま農場のりんごが、ほかと違うところ
おぐらやま農場は、長野県安曇野市三郷小倉で無施肥(窒素肥料を一切使わない)・減農薬のりんご栽培に取り組んでいます。
1. 窒素肥料を一切使わない「無施肥栽培」
安曇野は北アルプスの雪どけ水が地下を巡る名水の里です。その地下水を守るため、おぐらやま農場では窒素肥料を一切使いません。窒素分は果実の苦味・渋みのもとになり、樹の中の植物ホルモンのバランスを崩して糖度を上げるはたらきを弱めるとも言われています。肥料を入れない畑の果実は、雑味が少なく、日持ちがよい——これが無施肥を続けるいちばんの理由です。
2. 化学農薬は慣行栽培の20%以下
肥料をやめると、驚くほど病虫害が減っていきます。十数年の試行錯誤の結果、化学農薬の使用量は慣行栽培の20%以下まで下がりました。ミツバチの大量死との関連が指摘されるネオニコチノイド系殺虫剤も、発がん性の議論が続くグリホサート系除草剤も、この農場では使用していません。除草剤そのものを使わないので、草は刈って土に還します。無農薬ではありませんので、その点は正直にお伝えしています。
3. 袋をかけない「無袋りんご」
おぐらやま農場のりんごは無袋栽培です。袋をかけずに最後まで太陽の光を浴びて育つので、味がのり、香りが立ちます。そのぶん果皮に日焼けやサビが出ることもありますが、味には影響ありません。
4. 葉っぱを摘まない
りんごの色づきをよくするために葉を摘む「葉摘み」をしません。葉は果実に糖を送る工場だからです。「見た目よりも、りんごの生命力とおいしさを第一に」という考えから、葉の当たったあとが残るりんごをそのままお届けしています。お日さまと葉っぱの恵みをたっぷり受けた証です。
5. 皮ごと、安心して
りんごの栄養は皮の近くに多く含まれます。窒素肥料・除草剤不使用、化学農薬も慣行の20%以下ですので、よく洗って皮ごとお召し上がりください。
おいしく食べるコツと保存方法
皮ごと、大きめのくし切りで
栄養は皮の近くに多く含まれます。よく洗って皮ごと、大きめに切るとふじの歯ごたえが生きます。
冷やしすぎない
食べる1〜2時間前に冷蔵庫から出すと、甘みと香りが立ちます。
冬のあいだ、長く楽しむ
りんごのなかでも貯蔵性の高い品種です。ポリ袋に入れて口を軽く閉じ、冷蔵庫の野菜室で保存してください。りんごが出すエチレンガスは他の果物や野菜の熟成を進めるので、袋の口を閉じて分けて置くのがおすすめです。
蜜について
完熟したふじには蜜が入ります。蜜そのものは甘いわけではありませんが、よく熟している目印です。蜜の入り方は木や年によって差があります。
こんな方におすすめです
- かたくてシャキシャキしたりんごが好きな方
- 甘みと酸味のバランスがとれた、味の濃いりんごを探している方
- まとめて買って冬のあいだ長く食べたい方
- お世話になった方へ産地直送の果物を贈りたい方
- 減農薬や無施肥で育てた果物を選びたい方
- 皮ごと安心して食べられるりんごをお探しの方
りんごの品種と選び方
おぐらやま農場では、梨・洋梨・りんごをリレーするように収穫しています。旬が次々に移っていくので、食べ比べもおすすめです。
【梨】
8月末~あきあかり
9月中旬~豊水
9月下旬~南水
【洋梨】
8月末~オーロラ
10月上旬~バラード
11月上旬~ラ・フランス
11月下旬~シルバーベル
【りんご】
9月20日~トキ、ひめかみ、紅玉
9月末~シナノスイート
10月10日~かがやき
10月20日~シナノゴールド
10月25日~名月、シナノホッペ
11月15日~ふじ
※収穫時期はその年の天候により前後します。
よくあるご質問
Q. ふじの時期はいつですか?
A. おぐらやま農場では例年11月10日ごろから3月いっぱいまでの出荷です。木の上で完熟させてから収穫するため、他の産地より少し遅めの販売開始になります。ご予約は前もって承っています。
Q. 「サンふじ」ですか?
A. はい。おぐらやま農場のふじは袋をかけない無袋栽培です。最後まで日光を浴びるぶん甘みがのります。果皮に日焼けやサビが出ることがありますが、味には影響ありません。
Q. 蜜は入っていますか?
A. ふじは完熟すると蜜が入りやすい品種です。ただし蜜の入り方は木や年によって差がありますので、すべての果実に入っているとはお約束できません。蜜がなくても、木で完熟させたふじの味は格別です。
Q. 皮に葉っぱのあとやサビがあるのはなぜですか?
A. おぐらやま農場は袋をかけない無袋栽培で、葉っぱも摘みません。そのため葉の当たったあとや日焼け・サビが出ることがあります。お日さまと葉の恵みをたっぷり受けた証で、味には影響ありません。
Q. 大玉と中玉はどちらを選べばいいですか?
A. 食べごたえや贈りものには大玉、ご家庭で毎日食べるなら食べきりやすい中玉が向いています。味や栽培方法に違いはありません。キズなどの訳ありでよければ、お得な「ふぞろいさん」もご用意しています。
Q. 「無施肥・減農薬」とは具体的にどういうことですか?
A. 窒素肥料と除草剤は一切使用していません。化学農薬は慣行栽培の20%以下で、ネオニコチノイド系殺虫剤・グリホサート系除草剤は使用していません。無農薬ではありませんので、その点は正直にお伝えしています。