「シナノスイート」とは?──長野生まれの、甘いりんご
シナノスイートは、長野県果樹試験場(須坂市)で「ふじ」と「つがる」を交配して育成された長野県オリジナルのりんごです。秋映・シナノゴールドとあわせて「りんご三兄弟」とも呼ばれています。
- 糖度は14〜15%、酸度は0.3%程度。甘みが強く、酸味はひかえめです。
- 果肉のかたさ・きめはいずれも中くらいで、果汁がとても多いのが持ち味。蜜は入らない品種です。
- 秋映ほど真っ赤には染まりません。貯蔵性は常温で3週間ほどと、日もちのよいタイプです。
【味の目安】「スイート」の名のとおり、甘さと果汁が主役のりんごです。酸っぱいりんごが苦手な方、小さなお子さんやご年配の方にも食べやすい品種です。
※その年の天候や樹の状態により変動します。
おぐらやま農場のりんごが、ほかと違うところ
おぐらやま農場は、長野県安曇野市三郷小倉で無施肥(窒素肥料を一切使わない)・減農薬のりんご栽培に取り組んでいます。
1. 窒素肥料を一切使わない「無施肥栽培」
安曇野は北アルプスの雪どけ水が地下を巡る名水の里です。その地下水を守るため、おぐらやま農場では窒素肥料を一切使いません。窒素分は果実の苦味・渋みのもとになり、樹の中の植物ホルモンのバランスを崩して糖度を上げるはたらきを弱めるとも言われています。肥料を入れない畑の果実は、雑味が少なく、日持ちがよい——これが無施肥を続けるいちばんの理由です。
2. 化学農薬は慣行栽培の20%以下
肥料をやめると、驚くほど病虫害が減っていきます。十数年の試行錯誤の結果、化学農薬の使用量は慣行栽培の20%以下まで下がりました。ミツバチの大量死との関連が指摘されるネオニコチノイド系殺虫剤も、発がん性の議論が続くグリホサート系除草剤も、この農場では使用していません。除草剤そのものを使わないので、草は刈って土に還します。無農薬ではありませんので、その点は正直にお伝えしています。
3. 袋をかけない「無袋りんご」
おぐらやま農場のりんごは無袋栽培です。袋をかけずに最後まで太陽の光を浴びて育つので、味がのり、香りが立ちます。そのぶん果皮に日焼けやサビが出ることもありますが、味には影響ありません。
4. 葉っぱを摘まない
りんごの色づきをよくするために葉を摘む「葉摘み」をしません。葉は果実に糖を送る工場だからです。「見た目よりも、りんごの生命力とおいしさを第一に」という考えから、葉の当たったあとが残るりんごをそのままお届けしています。お日さまと葉っぱの恵みをたっぷり受けた証です。
5. 皮ごと、安心して
りんごの栄養は皮の近くに多く含まれます。窒素肥料・除草剤不使用、化学農薬も慣行の20%以下ですので、よく洗って皮ごとお召し上がりください。
おいしく食べるコツと保存方法
皮ごと、くし切りで
栄養は皮の近くに多く含まれます。よく洗って皮ごとくし切りにすると、果汁の多さがいちばんよくわかります。
冷やしすぎない
食べる1〜2時間前に冷蔵庫から出すと、甘みと香りが立ちます。
保存はポリ袋に入れて野菜室へ
常温でも3週間ほどもちますが、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れるとより長もちします。りんごが出すエチレンガスは他の果物や野菜の熟成を進めるので、袋の口を閉じて分けて置くのがおすすめです。
加熱よりも、生で
酸味がひかえめなので、アップルパイやジャムのように酸味を生かす加工には紅玉のほうが向いています。シナノスイートは生のまま、サラダやスムージーで楽しむのがおすすめです。
こんな方におすすめです
- 甘いりんごが好きな方
- 酸っぱいりんごが苦手な方、小さなお子さんやご年配の方へ贈りたい方
- 果汁たっぷりのりんごを探している方
- 減農薬や無施肥で育てた果物を選びたい方
- 皮ごと安心して食べられるりんごをお探しの方
- 長野県生まれの品種を食べ比べてみたい方
りんごの品種と選び方
おぐらやま農場では、梨・洋梨・りんごをリレーするように収穫しています。旬が次々に移っていくので、食べ比べもおすすめです。
【梨】
8月末~あきあかり
9月中旬~豊水
9月下旬~南水
【洋梨】
8月末~オーロラ
10月上旬~バラード
11月上旬~ラ・フランス
11月下旬~シルバーベル
【りんご】
9月20日~トキ、ひめかみ、紅玉
9月末~シナノスイート
10月10日~かがやき
10月20日~シナノゴールド
10月25日~名月、シナノホッペ
11月15日~ふじ
※収穫時期はその年の天候により前後します。
よくあるご質問
Q. シナノスイートの時期はいつですか?
A. おぐらやま農場では例年10月7日ごろから11月中旬ごろまでの出荷です。露地ものですので、その年の天候により前後します。
Q. 蜜は入っていますか?
A. シナノスイートは蜜が入らない品種です。蜜がなくても糖度は14〜15%あり、しっかり甘いりんごです。
Q. 色づきが薄いのですが、大丈夫ですか?
A. シナノスイートは秋映のように真っ赤には染まらない品種です。またおぐらやま農場は色づきをよくするための葉摘みをしませんので、葉の当たったあとが残ることがあります。味には影響ありません。
Q. どのくらい日もちしますか?
A. 常温で3週間ほど。ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れるとより長もちします。無施肥で育てた果実は雑味が少なく日持ちがよいのも特徴です。
Q. 大玉と中玉はどちらを選べばいいですか?
A. 食べごたえや贈りものには大玉、ご家庭で毎日食べるなら食べきりやすい中玉が向いています。味や栽培方法に違いはありません。
Q. 「無施肥・減農薬」とは具体的にどういうことですか?
A. 窒素肥料と除草剤は一切使用していません。化学農薬は慣行栽培の20%以下で、ネオニコチノイド系殺虫剤・グリホサート系除草剤は使用していません。無農薬ではありませんので、その点は正直にお伝えしています。